食塩量の換算法を覚えて、減塩を実行しましょう
食塩の過剰摂取は、高血圧に伴って脳卒中が多発していた理由のひとつ。
数十年前、日本で高血圧に伴って脳卒中が多発していた理由のひとつとして、食塩の過剰摂取があげられていました。食塩摂取量が多い集団では血圧が高く、個人の食塩摂取量と血圧との間には正の関連があります。
高血圧の予防と治療の基本は減塩です。食塩を過剰に摂取している人々は世界に多く、特に日本を含む東アジアは多い地域です。諸外国では1日6グラム未満の減塩食が薦められています。日本では現在でも食塩摂取量は多く、男性で12.2グラム、女性で10.5グラム程度です。女性は男性よりもエネルギー摂取量自体が少ないので塩分摂取量も少なめです。男女ともに、現在の半分まで減塩することが求められます。
日本では6グラム未満を高血圧患者だけの治療食と捉えている人が多く、一般食の減塩は中々進んでいません。東北で1日約25グラム、九州でも18グラム摂取していた40~50年前までの時代に比べると、今では日本各地方で半減してきていますが、目標のレベルまでは到達していません。食塩摂取量は、北海道を除き北高南低という状況は現在まで続いています。食塩摂取量がいかに日常の生活習慣に基づいたものであるかが伺えます。
数十年前、日本で高血圧に伴って脳卒中が多発していた理由のひとつとして、食塩の過剰摂取があげられていました。食塩摂取量が多い集団では血圧が高く、個人の食塩摂取量と血圧との間には正の関連があります。
高血圧の予防と治療の基本は減塩です。食塩を過剰に摂取している人々は世界に多く、特に日本を含む東アジアは多い地域です。諸外国では1日6グラム未満の減塩食が薦められています。日本では現在でも食塩摂取量は多く、男性で12.2グラム、女性で10.5グラム程度です。女性は男性よりもエネルギー摂取量自体が少ないので塩分摂取量も少なめです。男女ともに、現在の半分まで減塩することが求められます。
日本では6グラム未満を高血圧患者だけの治療食と捉えている人が多く、一般食の減塩は中々進んでいません。東北で1日約25グラム、九州でも18グラム摂取していた40~50年前までの時代に比べると、今では日本各地方で半減してきていますが、目標のレベルまでは到達していません。食塩摂取量は、北海道を除き北高南低という状況は現在まで続いています。食塩摂取量がいかに日常の生活習慣に基づいたものであるかが伺えます。